「クルーズ旅行にペットを連れて行きたい」「ペット可のクルーズ船ってあるの?」
そんな疑問を持って「クルーズ船 ペット可」と検索している人が増えています。
結論から言うと、ペット同伴で乗船できるクルーズ船は非常に限られています。
ただし、ペット専用施設を備えた豪華客船や、一部の国内フェリー型クルーズでは同伴可能な場合もあります。
この記事では、「ペットと一緒にクルーズを楽しみたい」人に向けて、
- ペット可のクルーズ船一覧
- 乗船時のルール・条件
- 注意すべきポイント
をわかりやすくまとめました。
この記事を読めば、愛犬・愛猫と一緒に安心して海の旅を楽しむための方法が分かります。
クルーズ船は基本的にペット同伴NG【理由と背景】
多くのクルーズ船では、衛生・安全・他の乗客への配慮からペット同伴は禁止されています。
- 客室やレストランなど密閉空間が多く、アレルギー対策が難しい
- 船内ではペット用の排泄・散歩スペースが確保しにくい
- 船外(寄港地)では入国検疫の制約がある
このため、原則として「介助犬」「盲導犬」など補助犬のみ可というルールが一般的です。
しかし近年は、ペット需要の高まりを受けて、一部のクルーズ船・フェリー型客船では“条件付きで同伴可”の取り組みが進んでいます。
ペット可のクルーズ船・フェリー型クルーズ【国内・海外別】
国内のペット可クルーズ・フェリー
| 船名 | 運航エリア | 同伴条件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| さんふらわあ(商船三井フェリー) | 大阪〜別府、神戸〜大分など | ペットルームまたはドッグラン付き客室あり | 専用ケージ・換気付き、空調完備。愛犬連れの旅行者に人気。 |
| 太平洋フェリー | 名古屋〜仙台〜苫小牧 | ペットルーム利用(飼い主同室不可) | 移動中はカメラ映像でペットの様子を確認できる。 |
| オレンジフェリー | 大阪〜愛媛・九州方面 | 一部客室でペット同伴可 | 小型犬同伴のファミリー旅行におすすめ。 |
海外のペット可クルーズ
| 船名 | 運航会社 | ペット対応 | 備考 |
|---|---|---|---|
| クイーン・メリー2(Cunard Line) | イギリス〜アメリカ間 | ペット専用「ケネル」完備 | 世界で唯一、犬猫同伴で大西洋横断が可能な豪華客船。 |
| 一部リバークルーズ(ヨーロッパ) | 地域限定 | 小型犬のみ可の場合あり | 船会社に事前申請が必要。 |
日本発着の大型クルーズ(ダイヤモンド・プリンセス、コスタセレーナ等)はペット原則不可です。
クルーズ船でペット同伴する際の注意点
事前予約と申告が必須
ペット同伴可の船でも、数室限定や「小型犬のみ」などの条件があります。
必ず予約時に申告しましょう。
ワクチン・健康証明書が必要
狂犬病予防接種やワクチン証明書を提示する必要があります。
他の乗客への配慮を忘れない
吠え声や臭い、抜け毛への対策もマナーの一部です。
船酔い・ストレスに注意
慣れない環境で体調を崩すペットもいます。
短時間の移動から慣らすと安心です。
ペットと一緒にクルーズを楽しむコツ
- ペット同伴プランを持つ旅行会社を利用する
例:HIS・JTBなどではペット対応フェリーや宿泊付きプランを紹介しています。 - 出港前にしっかり散歩&トイレを済ませる
船内ではトイレ場所が限られるため、事前に済ませておきましょう。 - ペット用グッズを持参する
普段使い慣れた毛布や食器を持ち込むと、安心して過ごせます。
まとめ:ペットと乗れるクルーズ船はまだ少ないが選択肢は広がっている
クルーズ船は基本的にペット同伴NGです。
しかし、最近ではフェリー型クルーズや特別設備付きの船でペット可のプランが増加中です。
- 国内なら「さんふらわあ」や「オレンジフェリー」が現実的な選択肢
- 海外なら「クイーン・メリー2」で犬猫と一緒に大西洋横断も可能
旅行前に予約・書類・健康管理の準備を整えておけば、大切な家族と一緒に、安心して海の旅を楽しめます。
以上、クルーズ船のペット同伴の可否についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










