「クルーズ船って船酔いするの?」「長時間の航海が心配…」
そんな不安を持つ人は少なくありません。
実は、現代のクルーズ船は大型化・最新技術によって想像以上に酔いにくい構造になっています。
とはいえ、体調や天候によって酔うこともあり、正しい対策を知っておくことが快適な船旅のカギです。
この記事では、
- 船酔いしやすい原因と仕組み
- 酔いにくい部屋・船の選び方
- 乗船前後でできる対策
をわかりやすく解説します。
クルーズ船で船酔いはする?実際のところを解説
結論から言うと、大型のクルーズ船では船酔いはほとんど起きません。
最近の船は「スタビライザー(横揺れ防止装置)」を搭載しており、波の揺れを自動で軽減しています。
船酔いしにくい理由
- 総トン数10万トンを超える大型船は、波の影響を受けにくい
- 航行ルートが穏やかな海域(日本近海・地中海など)に設定されている
- 船内の空調・照明環境が快適で、閉塞感が少ない
つまり「船に弱い人でも、酔わずに過ごせる可能性が高い」ということです。
クルーズ船で船酔いする原因としやすい人の特徴
船酔いの原因
船酔いの主な原因は、三半規管(平衡感覚)と視覚のズレです。
体は揺れを感じているのに、目は「動いていない」と認識することで、脳が混乱し、気分が悪くなります。
船酔いしやすい人の特徴
- 乗り物酔いしやすい体質
- 睡眠不足・空腹・満腹状態で乗船
- 緊張やストレスが強い
- アルコール・カフェインの摂りすぎ
これらの条件が重なると、船酔いのリスクが上がります。
クルーズ船で船酔いしにくい部屋の選び方
船のどの位置に泊まるかによって、酔いやすさは変わります。
酔いにくい部屋の条件
- 中央付近(前後の中間):揺れの影響が最も少ない
- 低層階(下のデッキ):上下動が少ない
- 内側キャビンより海側キャビン:外の景色が見えるため感覚のズレを防げる
逆に、上層階・船首や船尾の部屋は揺れを感じやすいため、酔いやすい人には不向きです。
クルーズ船で船酔いを防ぐための7つの対策
酔い止め薬を事前に服用
出発の1時間前に飲むのが効果的です。
代表的な市販薬:アネロン「ニスキャップ」/トラベルミン/センパアなど。
十分な睡眠をとる
寝不足は自律神経が乱れ、船酔いを誘発します。
前日は早めに休みましょう。
空腹・満腹を避ける
軽く食事をとってから乗船するのがベスト。
ジンジャー(しょうが)は吐き気を抑える効果もあります。
外の景色を見る
視覚と身体のバランスを一致させると、脳の混乱を防げます。
風通しの良い場所に出る
気分が悪くなったら、デッキに出て新鮮な空気を吸いましょう。
アルコールやタバコを控える
アルコールは脱水・平衡感覚の乱れを招き、船酔いを悪化させます。
船内アクティビティで気分転換
「気にしすぎ」も酔いを悪化させる原因です。
映画鑑賞やショーなどに参加して意識を分散しましょう。
船酔いしたときの対処法と助けを求めるタイミング
万が一クルーズ船で船酔いになってしまった場合は、無理せず休むことが大切です。
船内でできる対処法
- 水分を少しずつ摂る(常温の水やスポーツドリンク)
- 船の中央で横になる
- 無理に食べず、胃を休ませる
- 医務室(メディカルセンター)に相談する
船内には医師や看護師が常駐しており、点滴や薬の処方を受けられます。
我慢せず、早めに助けを求めましょう。
船酔いが心配な人におすすめのクルーズ船・航路
クルーズ船の船酔いが不安な人は、次の条件の船・コースを選ぶのがおすすめです。
| 船・コースタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 大型船(10万トン以上) | 揺れにくく安定感がある。初心者向き。 |
| 日本発着ショートクルーズ(3〜5日) | 体調管理がしやすい短期コース。 |
| 瀬戸内海・地中海・カリブ海航路 | 波が穏やかで酔いにくい海域。 |
具体的には、ダイヤモンド・プリンセスやMSCベリッシマなどが人気です。
まとめ:クルーズ船は思ったより酔わない!正しい対策で快適な旅を
クルーズ船での船酔いが心配な人も、事前準備と部屋選びで大半は防げます。
- 大型船は揺れにくい構造
- 中央・低層階の部屋を選ぶ
- 酔い止め・睡眠・軽食で体調を整える
これらを意識すれば、海の上でも快適に過ごせます。
不安をなくして、最高の“非日常の船旅”を楽しみましょう。
以上、クルーズ船での船酔いについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










