「クルーズ船に持ち込み禁止のものってある?」「飲み物や家電は持って行っていいの?」
出発前に荷造りをしていて、こうした疑問を持つ人は多いです。
クルーズ船では、安全上の理由や船内サービス維持のために、持ち込み禁止物のルールが細かく定められています。
この記事では、主要クルーズ会社の規定を参考にしながら、持ち込み禁止のもの・持ち込みできるもの・没収された場合の対応をわかりやすく解説します。
クルーズ船で持ち込み禁止になるものとは?基本ルールを解説
クルーズ船の「持ち込み禁止」ルールは、主に安全対策・火災防止・船内秩序の維持を目的としています。
禁止されている主なものは次の通りです。
| 区分 | 持ち込み禁止の例 |
|---|---|
| 火気・加熱器具類 | 電気ポット、アイロン、ホットプレート、電気鍋、キャンドル、線香、カセットコンロなど |
| 電化製品 | ドライヤー、ヘアアイロン(船内備え付け以外)、延長コード、電源タップなど |
| 危険物 | 花火、スプレー缶(ヘアスプレー・殺虫剤など大量のもの)、可燃性液体、刃物、工具類 |
| 食品・飲料 | 持ち込みアルコール、ビール・ワイン類、ペットボトルの水(量に制限あり) |
| その他 | ドローン、電動キックボード、ローラースケート、電動玩具など |
たとえばプリンセス・クルーズでは「電熱器具・液体燃料・アルコール類・銃刀類・危険物」などの持ち込みを禁止しています。
一方、歯ブラシや小型の携帯充電器など、安全に使用できるものは問題ありません。
クルーズ船に飲み物や食べ物を持ち込むのはOK?
「飲み物は持ち込み禁止?」「水くらいなら大丈夫?」という質問も多くあります。
結論から言うと、クルーズ会社によってルールが異なります。
- プリンセス・クルーズ:アルコール類の持ち込みは原則禁止(ワインまたはシャンパン1本のみ許可)。ソフトドリンクや水は少量なら可。
- コスタ・クルーズ:すべての飲料(アルコール・水・ジュース含む)持ち込み禁止。
- MSCクルーズ:アルコールの持ち込み不可。
とくに海外船はアルコール・水の持ち込みを厳しく制限している傾向があります。
事前に「飲料パッケージ(ドリンクプラン)」を申し込むのがおすすめです。
クルーズ船で持ち込み禁止になる家電・電化製品
クルーズ船の持ち込み禁止物で最も多いのが、火気・加熱系家電の持ち込みです。
船内は密閉空間のため、火災リスクを防ぐために電熱器具の使用が制限されています。
持ち込み禁止の例
- ヘアアイロン・カールアイロン
- 電気ポット
- ホットプレート・たこ焼き器
- 電気毛布
持ち込みOKな家電
- スマートフォン・カメラ・ノートPC
- 携帯充電器・モバイルバッテリー(容量制限あり)
- 電気シェーバー
- USBポート使用の小型機器
船内には共用ドライヤーやランドリー設備が整っているため、無理に家電を持ち込む必要はありません。
クルーズ船で持ち込み禁止物を持って行ったらどうなる?
持ち込み禁止物を誤って荷物に入れてしまった場合は、乗船時の保安検査で没収される可能性があります。
X線検査を通過できない場合、係員が内容を確認し、危険物と判断されたものは一時預かり扱いとなります。
- 没収された物は下船時に返却されることが多い
- アルコール類などは「没収・廃棄」になるケースもある
- 隠して持ち込もうとすると「乗船拒否」になる場合もある
ルールを守って安全に乗船することが、快適な旅を楽しむ第一歩です。
クルーズ船で持ち込み可能なもの・便利アイテム
「持ち込み禁止」を気にしすぎて必要なものまで減らしてしまうのはもったいないです。
以下のようなものは持ち込みOK&役立つアイテムです。
- 常備薬(船酔い止め・胃腸薬・頭痛薬)
- 延長コードなしの充電ケーブル
- 洗濯ネット・折りたたみハンガー
- ジップロックやS字フック(収納・整理に便利)
- 軽量な折りたたみバッグ(寄港地での買い物用)
荷物は“少なく・安全に・効率的に”が基本です。
まとめ:クルーズ船の持ち込み禁止物を守って快適な船旅を
クルーズ船の持ち込み禁止物ルールは、すべて乗客の安全と快適さを守るために設けられています。
- 火気・加熱器具・アルコール類は原則禁止
- 飲み物や電化製品は船会社によって制限あり
- 没収される場合もあるため、事前に確認が大切
持ち込み制限を理解しておけば、乗船当日に慌てることもありません。
ルールを守って、快適で安心なクルーズの旅を楽しみましょう。
以上、クルーズ船の持ち込み禁止についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










