フェリー旅行は、飛行機や電車と異なる魅力を持つ移動手段です。
特に国内外の島や沿岸都市を移動する際に利用されることが多く、観光や長距離移動の手段としても人気があります。
しかし、一方でフェリー特有のデメリットもあります。
ここでは、フェリー旅行のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
フェリー旅行のメリット
移動時間も楽しめる
飛行機や電車と異なり、フェリーでは移動自体が旅の一部になります。
特に長距離フェリーでは、船内にレストランや大浴場、ラウンジなどの設備が整っており、ゆったりとした時間を楽しめます。
海を眺めながらのんびり過ごしたり、デッキで潮風を感じたりと、非日常的な体験ができるのも魅力です。
車やバイクをそのまま運べる
フェリーは車両を積み込めるため、自家用車やバイクを目的地まで運ぶことができます。
これにより、到着後もレンタカーを借りずに自由に移動できるメリットがあります。
キャンピングカーを使った旅や、ツーリングを楽しみたい人にも適しています。
荷物の制限が少ない
飛行機では手荷物や預け荷物に制限があり、超過料金が発生することもあります。
しかし、フェリーでは基本的に大きな荷物を持ち込むことが可能で、重量制限も緩いです。
旅行や引っ越しなど、大量の荷物を運ぶ必要がある場合にも便利です。
ペットと一緒に旅行できる
多くのフェリーではペット専用のスペースや個室があり、ペットと一緒に旅行できる場合があります。
飛行機の貨物室で預けるのが心配な人にとって、フェリーは安心な移動手段です。
比較的安価で移動できる
距離や船のクラスによりますが、飛行機や新幹線と比べるとフェリーの運賃は比較的安価なことが多いです。
特に夜行フェリーを利用すれば宿泊費も節約でき、コストパフォーマンスの良い移動手段になります。
海の景色や星空を楽しめる
フェリー旅行の醍醐味の一つが、海の上からしか見られない景色です。
特に夕日や朝日、夜の満天の星空は、フェリーならではの絶景として楽しめます。
また、イルカやクジラが見られることもあり、自然を満喫したい人にとって魅力的です。
揺れが少ない(大型フェリーの場合)
大型のフェリーは安定性が高く、波の影響を受けにくいため、揺れが少なく快適に過ごせます。
最新の船は揺れを抑える技術も導入されており、船酔いしにくい仕様になっています。
フェリー旅行のデメリット
移動時間が長い
フェリーは飛行機や新幹線と比べて移動に時間がかかります。
例えば、東京から北海道へ行く場合、飛行機なら約1.5時間ですが、フェリーでは約19〜22時間かかります。
短期間の旅行には不向きで、時間に余裕がある人向けの移動手段です。
天候に左右されやすい
フェリーは天候の影響を受けやすく、悪天候の場合は欠航や遅延のリスクがあります。
台風や強風の日には運航が中止されることもあり、予定通りに移動できない可能性があります。
船酔いのリスクがある
船に弱い人にとって、フェリー旅行は船酔いのリスクがあります。
特に波が高い日や小型フェリーでは揺れが大きくなり、体調を崩すことも。
酔い止め薬を用意しておくと安心です。
Wi-Fiや電波環境が不安定
海上では携帯の電波が届かないことが多く、フェリーのWi-Fiも安定しないことがあります。
特に長距離フェリーでは、数時間〜半日ほどネットが使えないこともあるため、オンライン作業が必要な人には不便かもしれません。
乗船手続きや乗降に時間がかかる
飛行機ほどではありませんが、フェリーの乗船手続きには時間がかかることがあります。
また、大型フェリーでは車両の積み込みや降車にも時間が必要で、すぐに目的地へ向かえない場合があります。
食事の選択肢が限られる
フェリーのレストランや売店は、飛行機や新幹線の駅弁と比べると選択肢が少ないことがあります。
特に長時間の航路では、食事のバリエーションに不満を感じることがあるかもしれません。
食べたいものがある場合は、事前に持ち込むのも一つの方法です。
価格が意外と高い場合がある
フェリーは安価なイメージがありますが、個室を選んだり、繁忙期に利用したりすると、意外と料金が高くなることもあります。
また、船内での食事やサービスを利用すると、トータルで思ったよりも費用がかかることもあります。
フェリー旅行はどんな人におすすめ?
フェリー旅行のメリット・デメリットを踏まえ、以下のような人におすすめです。
- 移動時間も楽しみたい人
- 車やバイクで旅行したい人
- 荷物をたくさん持って移動する人
- ペットと一緒に旅行したい人
- コストを抑えて移動したい人
- 海の景色や星空を楽しみたい人
一方で、短期間の旅行や時間に制約がある人、船酔いしやすい人には、フェリーよりも飛行機や新幹線の方が適しているかもしれません。
まとめ
フェリー旅行には、移動時間を楽しめる、車を持ち込める、荷物の制限が少ないなどのメリットがある一方で、移動時間が長い、天候の影響を受けやすい、船酔いのリスクがあるなどのデメリットもあります。
旅行の目的やスケジュールに合わせて、最適な移動手段を選ぶことが大切です。
「時間に余裕があって、のんびり旅を楽しみたい人」にはフェリー旅行はぴったりの選択肢になるでしょう。
以上、フェリー旅行のメリットとデメリットについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。