フェリーでの移動は、飛行機や新幹線とは違い、ゆったりとした時間が流れるのが魅力です。
船旅をより快適に過ごすためのポイントを詳しく解説します。
目次
フェリーの種類と設備を理解する
フェリーには大きく分けて以下の種類があります。
- 大型フェリー(長距離フェリー)
- 客室があり、長時間の移動向き(例:北海道・九州行きのフェリー)
- 食堂や大浴場があることが多い
- 中距離フェリー
- 短時間の移動向き(例:東京湾フェリー、瀬戸内海フェリー)
- 座席タイプが多く、簡単な軽食販売がある
- 短距離フェリー
- 乗船時間が短く、車や自転車を運ぶためのものが多い(例:観光地の島巡りフェリー)
長時間フェリーの場合は、客室のグレードによって快適さが大きく変わるので、事前にチェックしておきましょう。
フェリーでの座席・客室選び
寝るなら個室がおすすめ
長距離フェリーの場合、客室は大きく以下のように分かれます。
- スイート・デラックスルーム
- 個室でプライバシーが確保される
- 専用バス・トイレ付きが多い
- ベッドがあり、ホテルのように快適
- スタンダード個室
- 簡易的な個室で、カプセルホテルのような作り
- 低予算でも快適に過ごしたい方向け
- 大部屋(カーペット・雑魚寝)
- 安価だが他の乗客との距離が近い
- 耳栓・アイマスク・簡易布団があると快適
夜行フェリーや長時間移動の場合は、多少お金をかけて個室を選ぶと疲れにくいです。
フェリー内の設備を活用する
フェリーには、意外と充実した設備があります。
乗船前にチェックして、快適に過ごしましょう。
レストラン・売店
- 大型フェリーでは、食堂やビュッフェがあることが多い
- 売店では軽食やお菓子、カップ麺などを購入可能
- 船内のレストランでは「船の限定メニュー」も楽しめる
大浴場・シャワールーム
- 長距離フェリーでは大浴場があることが多い(無料 or 有料)
- 短距離フェリーでもシャワー利用可能な場合がある
- 乗船前にタオルやシャンプーを持参すると便利
ラウンジ・展望デッキ
- くつろげるソファや椅子があるラウンジを活用
- 天気が良い日は展望デッキで海を眺めるのもおすすめ
快適に過ごすための持ち物リスト
船内での快適さを左右するのが持ち物です。
以下のアイテムを準備するとより快適になります。
睡眠グッズ
- 耳栓(エンジン音や他の乗客の話し声対策)
- アイマスク(照明が消えない場合に便利)
- ネックピロー(座席や雑魚寝スペースでも快適に眠れる)
- 軽いブランケット(冷房が強いことがある)
食事・飲み物
- 軽食(カップ麺、おにぎり、パンなど)
- ペットボトルの水(船内の水は有料のことが多い)
- お菓子やスナック(売店が早く閉まる場合もある)
アメニティ・衛生用品
- タオル・洗面用具(シャワールームや大浴場を利用する場合)
- 除菌シート(座席やテーブルを拭ける)
- 酔い止め薬(波があるとき用に)
娯楽アイテム
- スマホ・タブレット(映画や音楽を楽しめる)
- イヤホン(騒音対策にもなる)
- 本・雑誌(Wi-Fiが弱いことが多いので、オフラインで楽しめるもの)
- ノートPC(仕事や日記を書くのに)
船酔い対策
フェリー旅で不安なのが船酔いです。
以下の対策をすれば、快適に過ごせます。
事前の準備
- 酔い止め薬を服用(出発の30分前がベスト)
- 前日はしっかり寝る(睡眠不足は酔いやすくなる)
- アルコール・カフェインを控える(胃が荒れると酔いやすい)
船内での対策
- 船の中央の低い位置に座る(揺れが少ない)
- 外の景色を見る(遠くの水平線を見ると酔いにくい)
- 寝転ぶ(体を水平にすると楽になる)
- 炭酸水やガムを口にする(胃のムカムカを抑えられる)
フェリー旅を楽しむコツ
せっかくの船旅、移動時間も楽しみたいものです。
以下のアイデアで、より快適に過ごしましょう。
デッキで景色を楽しむ
- 朝焼けや夕日、夜の星空を眺めると特別な時間になる
- 風を感じながら散歩すると気分転換になる
ご当地グルメを楽しむ
- 船内のレストランで「フェリー限定メニュー」を食べる
- 寄港地で地元の名物を購入し、船内で楽しむ
乗船記録を残す
- フェリー旅の思い出を写真や動画に記録
- 船内で旅の計画を立てたり、日記を書くのもおすすめ
まとめ
フェリー旅を快適にするためには、事前準備と設備の活用がポイントです。
快適に過ごすポイント
- 個室の予約を検討する(長距離なら特におすすめ)
- 持ち物をしっかり準備する(耳栓、アイマスク、軽食、酔い止め薬など)
- 設備をフル活用する(レストラン、大浴場、ラウンジ、展望デッキ)
- 船酔い対策をする(酔い止め薬・水平線を見る・炭酸水を飲む)
- 景色やご当地グルメを楽しむ
フェリーは時間を贅沢に使える移動手段です。
しっかり準備して、快適な船旅を楽しんでください。
以上、フェリーでの快適な過ごし方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。