フェリーの時速(速度)については、用途・航路・船体の設計・エンジン性能などによって大きく異なります。
以下に、さまざまなタイプのフェリーの速度について詳しく解説します。
目次
フェリーの時速の目安
まず、一般的なフェリーの速度の目安を紹介します。
なお、船の速度は「ノット(kt)」という単位で表されることが多く、1ノットは「時速約1.852km」に相当します。
フェリーの種類 | 速度(ノット) | 時速(km/h) | 説明 |
---|---|---|---|
一般的な大型フェリー | 15~25kt | 約28~46km/h | 長距離航路で活躍。乗用車やトラックを載せられる大型船。 |
高速フェリー(高速船) | 25~40kt | 約46~74km/h | 主に短距離の移動に利用される。ジェットフォイルや水中翼船も含まれる。 |
ジェットフォイル(超高速) | 40kt以上 | 約74km/h以上 | 水中翼で水面を浮くように航行するため、スピードが非常に速い。 |
小型フェリー・地域フェリー | 10~20kt | 約18~37km/h | 離島と本土を結ぶ小規模航路で多く見られる。 |
各フェリーの速度の実例
東京~徳島・北九州を結ぶ「さんふらわあ」
- 速度:約23ノット(約43km/h)
- 長距離を夜間運航する「カーフェリー」。比較的ゆっくりだが、快適な船旅が可能。
青森~函館を結ぶ「津軽海峡フェリー」
- 速度:約18~22ノット(約33~41km/h)
- 車を運べる大型フェリーで、約3時間40分の所要時間。
東京湾アクアライン「海ほたる」周辺の高速フェリー
- 通常の運行速度:約25~30ノット(約46~55km/h)
- 都心近郊で活躍する高速移動用フェリー。
鹿児島~屋久島間の高速船「トッピー」「ロケット」
- 速度:約40ノット(約74km/h)
- 水中翼船で、速さ重視。片道約1時間45分で屋久島に到着。
フェリーと他の乗り物の速度比較
乗り物 | 平均速度(km/h) |
---|---|
自転車 | 約15~25km/h |
自動車(一般道) | 約40~60km/h |
フェリー | 約30~45km/h(一般) |
新幹線 | 約250~320km/h |
飛行機 | 約800~900km/h |
こうして見ると、フェリーは比較的遅めの交通手段ですが、移動中に食事や仮眠が取れたり、車両を積めたりと、他にはないメリットもあります。
なぜフェリーの速度は遅めなのか?
フェリーの速度がそれほど速くない理由はいくつかあります。
燃費とのバランス
- 船の燃料消費は速度に大きく影響され、速く走ると燃費が急激に悪くなります。
- 特に大型フェリーは重いため、スピードよりも燃費効率と安定運航が重視されます。
波・風・海流の影響
- 航路によっては波が高く、スピードを出すと危険が伴います。
- 天候による影響を避けるため、安定運航が優先されます。
積載重量
- トラック・乗用車・人など、多くのものを積載するため、重くなり速度が出にくい。
フェリーの速度と運航時間を計算するには?
仮に、速度が「20ノット(約37km/h)」のフェリーが「370km」の距離を走るとすると
- 所要時間 = 距離 ÷ 速度 = 370 ÷ 37 = 約10時間
これに出港準備・天候・港湾状況などが加わるので、実際は多少前後します。
まとめ
- フェリーの速度は「15~25ノット(約28~46km/h)」が一般的。
- 高速フェリーでは「40ノット(約74km/h)」以上の速度も可能。
- 速度だけでなく、燃費、安全性、積載力、快適性などのバランスが重要。
- 他の交通手段に比べて時間はかかるが、車と一緒に移動できたり、ゆったりとした旅ができるのが魅力。
以上、フェリーの時速についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。