ジェットスキー(PWC:水上オートバイ)は、条件を満たせば3人乗りが可能です。
ただし、「シートが長いから」「短時間だから」「子どもが含まれるから大丈夫」といった判断はすべて誤りです。
日本では明確な法的基準があり、それを超えると違反になります。
以下、間違いが出やすいポイントを含めて、正確に解説します。
結論:3人乗りできるかどうかは「艇ごとに決まっている」
ジェットスキーが3人乗りできるかどうかは、
- メーカー
- 見た目
- シートの長さ
では決まりません。
その艇に設定された「最大搭載人員」が3名かどうか、これだけが判断基準です。
最重要ポイント:法的に有効なのは「船舶検査証書」
日本では、ジェットスキーは小型船舶として扱われ、日本小型船舶検査機構(JCI)の船舶検査を受けています。
この検査に合格すると交付されるのが、
- 船舶検査証書
であり、ここに
- 最大搭載人員
- 航行条件
などが明記されます。
法的に守るべき上限はこれ
船舶検査証書に記載された「最大搭載人員」
これがすべてです。
船体に貼られている定員ステッカーや、取扱説明書の表記は参考になりますが、最終的に法的効力を持つのは船舶検査証書です。
3人乗りが可能なケース
次の条件をすべて満たしている場合に限り、3人乗りは可能です。
- 船舶検査証書の最大搭載人員が「3名」
- 実際に乗っている人数が3名以内
- 全員がライフジャケットを着用している
この条件を満たしていれば、大人3人でも、構成がどうであっても3人乗り自体は合法です。
3人乗りが「できない」ケース(よくある誤解)
シートが長いから3人乗れる → ❌
見た目や座れそうかどうかは関係ありません。
子どもは人数に入らない → ❌
年齢に関係なく、乗船者は1人=1名として数えます。
短距離・低速だからOK → ❌
距離やスピードは一切関係ありません。
海だからゆるい → ❌
海・湖・川すべて同じ基準です。
定員超過は「違反」になる
最大搭載人員を超えて人を乗せた場合、それは定員超過(最大搭載人員違反)に該当します。
この場合、
- 行政指導
- 反則・罰則の対象
- 事故時に不利な扱い
となる可能性があります。
特に注意したいのが、事故時の扱いです。
定員超過があると、
- 過失割合で不利になる
- 保険契約の免責条項に抵触する可能性がある
など、結果的に大きなリスクになります。
※「必ず保険が下りない」とは限りませんが、不利になる可能性が高いのは事実です。
ライフジャケットは全員必須(義務)
2018年2月以降、日本では
- 小型船舶の乗船者はライフジャケット着用が義務
となっています。
ジェットスキーも対象です。
3人乗りの場合は特に、
- バランスを崩しやすい
- 落水リスクが高い
ため、全員が適切なライフジャケットを着用していることが前提条件になります。
実用面での注意点(合法でも「楽」とは限らない)
出力・操作性の問題
3人フル乗船では、
- 加速が鈍くなる
- 旋回性能が落ちる
- 波の影響を受けやすい
といったデメリットが出ます。
体力的に一番きついのは真ん中
3人乗り時は、
- 前:ハンドルあり
- 後:踏ん張りやすい
- 真ん中:一番不安定
という構造になるため、長時間の3人乗りは現実的にかなり疲れます。
「3人乗り=大型艇」ではないが、傾向はある
一般論として、
- 3人定員の艇は大型・安定志向のモデルに多い
という傾向はあります。
ただし、比較的コンパクトでも3人定員のモデルは存在します。
そのため、
- 大きさで判断しない
- 必ず艇ごとの最大搭載人員を確認する
ことが重要です。
まとめ
- ジェットスキーは最大搭載人員が3名の艇に限り、3人乗り可能
- 判断基準は船舶検査証書の最大搭載人員
- 子どもも人数に含めてカウントする
- 定員超過は違反になり得る
- ライフジャケットは全員着用が義務
- 合法でも、操作性・安全性は下がる
以上、ジェットスキーは3人乗りできるのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。















