ジェットスキー(一般に水上バイク、PWC:Personal Watercraft)は、コンパクトで高い機動性を持つマリンレジャー用の小型船舶です。
一見すると「何人でも乗れそう」に見えることがありますが、実際にはモデルごとに定員が厳密に定められており、ルールを守らなければ法令違反や事故リスクにつながります。
ここでは、ジェットスキーの定員の基本構造・タイプ別の違い・日本の制度上の考え方まで含めて、正確に解説します。
ジェットスキーの定員は「1人・2人・3人」が中心
一般に流通しているジェットスキーの定員は、1人乗り・2人乗り・3人乗りが中心です。
ただし重要なのは、「見た目」や「座席の長さ」ではなく、その艇に設定されている最大搭載人員です。
定員はメーカーや用途によって異なり、最終的には艇ごとに定められた表示と船舶検査証書の内容が基準になります。
1人乗りジェットスキーの特徴
1人乗りのジェットスキーは、主にスタンドアップ型に多く見られます。
特徴
- 操作は立ち姿勢が基本
- 船体が小型・軽量
- 高い運動性能を持つ
主な用途
- レース
- フリースタイル走行
- 上級者向けのスポーツ利用
このタイプは構造上、同乗者を想定していないため、2人以上での乗船はできません。
定員を超えて乗ることは、安全面・法令面の両方で問題になります。
2人乗りジェットスキーの特徴
2人乗りモデルは、スポーツ性と実用性のバランスを重視したタイプです。
特徴
- 座り型シート
- 比較的軽量で操作性が高い
- 運転者+同乗者1名まで
主な用途
- スポーツ走行
- 短距離のクルージング
- 個人所有での使用
2人乗りモデルは「3人目が少しなら乗れそう」と誤解されがちですが、定員はあくまで2名までです。
短時間・低速であっても、定員超過は認められていません。
3人乗りジェットスキーの特徴
3人乗りモデルは、レジャー用途で最も一般的に見られるタイプです。
特徴
- シートが長く、安定性が高い
- 船体が比較的大きく、浮力に余裕がある
- 初心者でも扱いやすい設計
主な用途
- レジャー・ツーリング
- 家族や友人との同乗
- マリンスポーツの牽引(対応モデルのみ)
3人乗りモデルであれば、法律上は最大3名までの乗船が可能です。ただし、以下の点には注意が必要です。
- 海況(波・風)
- 乗船者の体格や装備
- 積載物の量
これらの条件によっては、定員内であっても安全上「3人乗りが適切でない」ケースがあります。
法的な定員と、実際の安全判断は必ずしも同一ではない点を理解しておく必要があります。
日本における定員の決まり方(制度面)
日本では、ジェットスキーは小型船舶として扱われます。
定員はどこで確認する?
- 船舶検査証書に「最大搭載人員」として明記
- 船体の見やすい場所に表示が義務付けられている
この「最大搭載人員」が、法律上の定員です。
定員超過の扱い
- 定員を超えて乗船させることは法令違反
- 海上保安庁などの取り締まり対象
- 事故時に責任が重く問われる可能性あり
また、定員超過や重大な規則違反がある場合、保険金の支払いで不利になる可能性もあります(実際の扱いは保険契約や事故状況によって異なります)。
よくある誤解
大人2人+子ども1人は大丈夫?
→ 3人乗りとして設定された艇であれば、法律上は可能です。ただし安全面では状況判断が必要です。
見た目が大きいから4人乗れそう
→ 見た目やシート長は関係ありません。定員は超えられません。
海外仕様だから日本でも同じ定員でいい?
→ 日本で航行する場合は、日本の制度と表示が基準になります。
まとめ
- ジェットスキーの定員は1人・2人・3人が中心
- 定員は船舶検査証書に記載された最大搭載人員が基準
- 定員超過は違反であり、事故・責任・保険面で大きなリスクがある
- 定員内であっても、海況や条件次第で安全判断が必要
ジェットスキーは手軽に見えて、実際には明確なルールと責任が伴う乗り物です。
正しい定員を理解し、常に余裕のある安全運航を心がけることが重要です。
以上、ジェットスキーは何人乗りなのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。















